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【派遣で働く保育士さんへ】ハケンの強いミカタ☆無期雇用転換制度ってなに?

「同じ職場で働き続けたいけど、派遣って3年で終わりって聞いたことがある…」

派遣社員として働く皆さんなら、一度は「3年ルール」という言葉を聞いたことがあると思います。
以前当ブログでも取り上げたので、こちらもぜひチェックしてください!
「3年ルール」についての記事はこちら

昔々、「正社員になりたい!」と願う人たちが、たくさんいました。
でも、いろいろな事情で、仕方なく 派遣社員 として働く人も、たくさんいました。

派遣社員 として働く人たちは、こう思いました。
「頑張ってもお給料はあまり増えないし、出世もできない…」
そんなちょっぴり悲しい日々が、ずっと続いていました。

そこで国は、新しいルールを作りました。
「同じ場所で、同じお仕事を3年間がんばった派遣社員には、
派遣先が『正社員になりませんか?』と声をかけなければならない」
というものです。

つまり、派遣社員として同じ職場で、同じお仕事を続けられるのは3年間まで
それ以降も働いてほしいなら、派遣先は直接雇用にしなさい
もしそれが難しければ、派遣会社が別の場所や別のお仕事を与えて、派遣社員にスキルアップの機会をあげなさい。というルールです。

―いわゆる “3年ルール” はこのようにして生まれました。
これで、派遣社員として働く人たちにも、少しずつ未来へのチャンスが広がるようになったのです。

⚠ 直接雇用とは?

派遣会社と雇用契約を結び、勤務先へと派遣される”派遣社員”ではなく、勤務先と直接雇用契約を結ぶ働き方のことです。
例:正社員、契約社員、パートなど。

⚠ 3年ルールで直接雇用に転換する場合の注意点

*在籍期間はリセットされる
→ 派遣社員としての勤務年数は引き継がれません
*有給休暇は引き継げない
→ 直接雇用になった時点から新たに付与されます
*社会保険の再加入が必要
→ 手続きは勤務先が行いますが、書類提出などが必要です

保育業界では、

  • シフト勤務に対応することが難しい 
  • 担任業務など責任が重い仕事に負担を感じる

といった事情から、派遣から正社員への転換を希望される方が少ない傾向にあります。
一方で、希望の勤務条件や働きやすさを優先できる、
派遣社員という働き方を自らの意思で選択する方が多い傾向にあります。

でも、3年経ったら直接雇用にならないといけないんでしょ?
「正社員になるのは難しいけど、慣れた職場を離れたくない!」…どうしたらいいの?

ーそんな方に是非知ってほしいのが 『無期雇用転換制度』 です。

かんたんに言うと、
これまでと同じ職場・同じ勤務内容で 派遣社員のまま働き続けられる制度 です。

通常、派遣社員さんは、派遣期間中のみ派遣会社と雇用契約を結ぶ 有期雇用 が一般的です。
有期雇用は、契約期間の満了をもって雇用が終了するため、
たとえば「この職場(派遣先)で同じように仕事を続けたい」とあなたが思っていても、
派遣先から契約満了の申し出があった場合は、契約満了日で雇用契約が終了します。
その後、次のお仕事が見つかるまでは失業状態になり、収入が途絶えてしまうこともあります。

一方、無期雇用 というのは、雇用契約に期間が設けられていない働き方のことです。
派遣期間が終了しても派遣会社との雇用契約は続くため、
たとえば派遣先から契約満了の申し出があった場合でも、派遣会社との雇用契約は継続されます。
次のお仕事を派遣会社が案内できない場合には、休業給付 の対象にもなります。

有期雇用
*派遣契約が終了すると、派遣会社との雇用契約も終了
*次の仕事が見つかるまでは “失業状態” となり、収入が絶たれる
*同じ職場で働き続けられるのは最大3年間 → 3年ルールが適用される

無期雇用
*派遣契約が終了しても、派遣会社との雇用契約は継続
*次の仕事が案内されるまで “休業状態” となり、休業給付の対象となる
*期間を気にせず同じ職場で働き続けられる → 3年ルールは適用されない

⚠どうして無期雇用制度を利用すると3年ルールが適応されないの?

“3年ルール”は、もともと「有期雇用の派遣社員が安心して働けるように、企業に配慮してもらう」という目的で作られたルールです。

派遣社員が“無期雇用”に切り替わると、派遣期間に関係なく派遣会社での雇用が続きます。
つまり、無期雇用になることで“3年ルール”が目指す「安定して働ける環境」が実現されます。

そのため、無期雇用の派遣社員には“3年ルール”は適用されず、勤続年数を気にせず同じ職場で働き続けられるのです。

「これまでの環境をそのまま維持しながら安定して働く」ことができるので、
保育業界で働く方にとって、とってもメリットの多い制度です♪

「家庭の都合で正社員になるのは難しいので、子どもが小学校を卒業するまでは派遣として働きたいなと思い、今までと変わらない働き方ができる無期雇用転換制度を選びました。」
― 保育士 Iさん(40代)

「3年ルールとか無期雇用制度とか、正直よくわかりませんでした。でも職場は変えたくないし、パートで時給が下がるのも困るなと思って担当の方に相談したら、無期雇用制度を勧めてもらいました。」
― 子育て支援員 Oさん(40代)

「派遣として働きはじめて最初に担当したクラスの子どもたちが卒園するまでの間は、働き続けたいと思っていました。直接雇用への転換も考えましたが、“保育補助”として派遣で無理なく働き続けられるほうが自分には合っているなと思いました。」
― 保育士 Kさん(20代)

まとめ

  • 同じ派遣先・同じ条件で働けるのは原則3年まで
  • 派遣として同じ職場で働き続ける方法がある
  • 保育業界では「慣れた職場で安心して働きたい」「家庭や生活に合わせて派遣として続けたい」という理由で、無期雇用転換制度を選ぶ方が多い

インターネットで「無期雇用 派遣」と検索すると【やめておけ】という意見も見られます。
確かに、職種によっては希望しない職場に配属されるなど自由度が低くなる場合もあります。

しかし保育業界では専門職で人手不足のため、雇止めのリスクが低く、
勤続年数が長いほど派遣先で重宝される傾向にあります。

実際、「みんなの保育」の無期雇用利用者の90%は、転換前と同じ職場で勤務を続けています。
残りの10%も家庭やライフスタイルの都合で契約更新を希望しなかったケースで、希望しない職場で無理に働いていただいたことはありません。

慣れた職場で自分のスタイルで働き続けられることは、非常に重要です。
長く続けられる新しい派遣のカタチとして、無期雇用制度の魅力をぜひ感じてください。

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